2009年08月30日

現代の『罪と罰』

私は殺人という題に対して、加害者側から切っていく作品が割りと興味があって、その手の作品を見かけたらほぼ読んでたりします。
プロフィールのリストに主人公が普通に人を殺してたりする作品がちょくちょくあったりするのはそういう事
その元素とも言えるドフトエフスキーの罪と罰なんかは、いつかオリジナルを読んでみたいと思っているのですが、今の所、手塚治虫様が書いた罪と罰しか読んだ事は無い。
で、昨日ふと寄った書店で「現代の『罪と罰』」というキャッチフレーズに興味を持ち、和書なんか普段買わないんだけど思わず衝動買い。

それで、先ほど読み終えたところなのですが、裏切られました。
まったく綺麗な事が書かれていない。
加害者側の視点も被害者側からの視点も全て両立したような素晴らしいシナリオ
思いっきり、加害者側からの視点のみで描かれていた罪と罰とは違い、その辺りがなんか両立されていて、読み終えたときに心臓を抉り取られるような感覚がある。
特に加害者側の話は正直卑怯。
現実的に辿りそうな末路で、明らかに憎悪の対象であるかのようにも見えるのに何処か憎みきれないようなそんな感触がある
…あ〜ネタバレ無しで書くのがつらい。
これ以上語ろうとすると本編の内容に触れてしまうのでカット
抽象的で申し訳ない。

最後に一つ
対象年齢18歳以上推奨
あんまり変な視点で勘違いして欲しくないので。

悪党

悪党

  • 作者: 薬丸 岳
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2009/07/31
  • メディア: 単行本




posted by Fire at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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