2011年01月19日

「テンポアドバンテージ」のハナシ(その1)

ディメンション・ゼロは、エネルギーを払って何かをしたとしても、必ずしも勝利に近づくゲームではありません。
例えば、何の理由も無くプランを開くだけでは、[無1]を無駄に払っただけです。それどころか、相手に情報アドバンテージを与えてしまうので、あまり得ではありません。
また、移動も何の考えもなしに行えば、より相手に対処されやすくなるだけです。中央エリアに移動するということは中央投下のリスクを背負うわけですから。これが敵軍エリアであれば、よりリスクは重くなります。
このあたりのことは、ディメンション・ゼロに触れた事がある方は誰でも感じたのではないかなと思います。

じゃあ、どうすればいいのか。
どうやれば、相手にテンポアドバンテージ差を広げられるのか。
今回はその話をします。

まずは「プラン成功率を上げる事」を意識しましましょう。
プランからカードをプレイすれば単純にアドバンテージも1枚増えるので、相手よりも一歩リードした事になります。
それにディメンション・ゼロは基本的に他のカードゲームよりも長期戦です。ほんの4〜5枚しかない手札を使うよりも、山札を使う方が効率的に決まっています。
まぁ、おそらくこの点もディメンション・ゼロに触れた事が方なら誰も反論はしないかなと思います。

ただし、私はあくまで「プラン成功率を上げろ」といっているだけで、なにも「使用コストが低いカードや覚醒を持つカードを大量に入れろ」とは言っていません。
たとえ、プランにプレイ可能なカードが見えても、状況によってはうまくいかない場合があります。

例えば《絶対的終身雇用》なんかがいい例ですね。
番号:073 カード名:絶対的終身雇用 レアリティ:S
色:黒 種別:ストラテジー タイミング:ノーマル 使用コスト:黒1無1
効果:
●あなたは自分の墓地の対象のユニットを1枚選び、持ち主の手札に加える。
●このカードがプランゾーンからプレイされたならば、このカードを持ち主の手札に加える。


プランからプレイすれば、《絶対的終身雇用》を手札に加えつつ、墓地にあるカードを回収することが出来るカードで、実に+2枚分のアドバンテージを得られます。
しかし、本当にプランに見えた時に、毎回何の問題も無くプレイできるでしょうか。
序盤の墓地は空っぽです。また、黒にとって天敵である《火事場泥棒》や《マントルを漂う遺跡》などの除外ギミックを搭載している場合は何の役にも立たない恐れもあります。また、あくまで手札に回収するだけなので、バトルスペースには直接触れていないため、回収している間に相手につめられる可能性は0ではありません。
このように、《絶対的終身雇用》は強力ではありますが、かなり状況を選ぶカードなのです。

では、どういう状況で《絶対的終身雇用》が見えた時が好ましいか?を考えてみましょう。
まず、墓地に何らかのユニットがあるほうがいい。
なら、そのユニットは何ゆえに墓地にあるのか?いつごろから墓地にあるのか?
重すぎるからプラン更新?試合中盤に相手のユニットに倒された?いろいろ理由がありますね。
また、先ほど述べたように序盤は墓地が空っぽなので、序盤にプランに見える事は好ましくなさそうです。
じゃあ、どうすれば、序盤にプランに見えなくなるでしょうか?
枚数を減らして、プランに見える確率を減らせば、序盤に見えてしまう事もなくなるかもしれませんね。
いや、そもそも序盤にプランに見える事がディスアドバンテージでしょうか?
ひょっとしたら、デッキコンセプトの都合上《絶対的終身雇用》以外のカードも序盤に見えたら意味の無いカードばかりかもしれません。それよりも終盤を気にするべきかもしれません。だったら、そもそも、序盤に《絶対的終身雇用》が見える事を気にする必要はありませんね。


このように、「プランの成功率を上げる」という事は「プランをめくる時の状況を想定する」という事なのです。
あなたは、いつプランをめくる事が多いでしょうか。
あなたは、何を求めてプランをめくる事が多いでしょうか。
ある人にとっては使用コストの軽いユニットかもしれませんし、ある人にとっては補給でコストを下げるためのベースなのかもしれませんし、ある人にとってはただの手札調整かもしれません
そうやって、プランをめくった時にちゃんと目的のカードが来るようにデッキ構築をするべきです。


例えば、私の【黒単除去コントロール】の場合は、相手のユニットを除去するカードを求めて、プランをめくることが多いです。
なので、デッキに投入しているカードの大半は相手のユニットを除去可能なカードで占められています。そうすれば、プランをめくったときの成功率も上がります。
もちろん、《破滅の刻印》のような使用コストの重いカードがめくれる事もありますが、優先すべき事は使用コストよりも相手のユニットを除去する事です。
なにも、毎回毎回エネルギーがたまらない内にプランをめくるわけではありません。


…もちろん、最初はそんな感覚がつかめないかとは思います。ですが、鍛える方法がないわけではありません。
私なりの鍛え方ですが、実際の対戦中にプランに見えたカードが「もし○○だったら、こんなに状況は悪くならなかった」と試合終了後に振り返ってみる事です。
そして、試合後のデッキ構築で悪いタイミングでプランに見えたカードをその○○に差し替えてみましょう。そうすれば、次の試合からはもっと思い通りのプランがめくれるはずです。
例えば、「場にユニットがいない時に、覚醒ユニットばっかりプランに見えすぎた。だったら、こいつは特にいらないから、種となる2コストユニットを入れてみよう」とか、「ベースが必要以上にプランに見えすぎた。これ以上ベースはいらないから、減らしてみよう」とか、そういう感じでかまいません。
そういう作業をし続ければ、おのずとデッキ構築力は身についてきます。


しかし、何もプランからの展開だけがテンポアドバンテージにつながるわけではありません。
他にも色々な方法で広げることが出来ます。

次回はその内の一つである「計算と読み」の話をします。
更新予定日は1/31(月)です。
posted by Fire at 16:21| Comment(5) | TrackBack(0) | D-0コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今月一番のD0コラム。
その称号をこの記事及び、筆者であるFireさんに。
Posted by 佐東ふじふじ at 2011年01月23日 22:09
構築の参考になる所か、ものすごく為になるコラムを読ませていただきました。
勉強になります!
Posted by ホクロ at 2011年01月23日 22:18
まずは、お二人ともこちらでは初めまして、です。
…と、言うべきなのかわかりませんが(笑

>佐東ふじふじさん
そう言って頂けると、書いた甲斐があります。ありがとうございます。
…でも、一番は大袈裟ですよ。

>ホクロさん
ありがとうございます。
是非次もよろしくお願いします。
Posted by Fire at 2011年01月24日 00:28
ツイッターからきました。

プランって無色1エネと共にデッキ情報を相手に与える代わりにデッキトップのカードが使用できるっていう効果だと思ってるので
そこらへん防ぎながらある程度好き勝手出来るB-tan博士や海底都市中央銀行って強いなーと思います。
Posted by at 2011年01月24日 00:31
青はそのあたり融通がききますね。
…個人的にはただでさえドローが強いんだからもう少し自重しろよって思いますが
Posted by Fire at 2011年01月25日 01:30
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